Tactus
Interactive art of sound visualisation
Interactive art of sound visualisation
私たちは言葉という限られた手段でコミュニケーションを図るが、その背後には常に膨大な感情、思考、意図が潜んでいる。言葉はしばしば誤解を生み、真意を伝えきれない。特に、現代のSNS社会では、無機質な文字があふれ、匿名性に守られた言葉が簡単に他者を傷つけ、心の深層にまで影響を及ぼす。
言葉に限界があることを痛感しながらも、私たちはそれに依存し続けている現実がある。
作者自身もまた、言葉によって伝わらないもどかしさ、相手に真意が届かないことへの苛立ちを感じてきた。特に、SNSの世界では、無責任に発せられた言葉に傷つき、誤解されることが多々ある。
「文字化け」した言葉は、意味から解放され、音として新たに再構築される。絶えず形を変える音は、従来の言語の枠を超えて、予期せぬ反響を生む。私達の感覚を通じて、対話は柔軟で流動的なものへと変わってゆく。音のリズムや響きに触れながら、私たちは言葉だけでは捉えきれない感情や意図を探り、絶えず変化する対話のカタチを模索し続ける。
出自不明の言葉は、もはやメッセージを持たず、ただ漂うのみである。
言葉はどこから流れてきたのか。
私の吐いた言葉はどこへ流れていったのか。
受け取られることのない言葉は、忘れられ、透き通ってゆく。
忘れられ、透き通ったまま、それでも静かに巡ってゆく。
微かな響きに、あなたが触れる時まで。
News
2025.02.07 住友商事 MIRAI LAB PALETTE 招待展示
2024.11.10 芸術科学会NICOGRAPH 2024にて「Tactus: MR空間におけるクロスモーダル触覚インタフェースを用いた直感的音響操作システムの開発」口頭発表、NICOGRAPH2024 デモ展示賞
2024.10.12-20 個展Tactus ”Echoes in the Flow”
2024.07.30 クラウドファンディング実施
2024.05.26 ENCOUNTERS X感想ポストページ公開
2024.05.21 令和5年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント「ENCOUNTERS」アーカイブ公開
2024.03.18 テクノロジーが開く可能性。文化庁のメディア芸術支援事業の成果発表展『ENCOUNTERS』をレポート(CINRA)
2024.02.17 成果発表イベント「ENCOUNTERS」発表展示
2024.01.31 クリエイター・アーティスト若い力を育てる(自民党機関紙)
2023.08.31 令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 採択
2023.05.31 「oToMR - Tactus」 始動
2021.12.28 音を可視化するARプロトタイプ制作開始
令和5年度 文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果発表イベント
「ENCOUNTERS」
個展「Tactus: Echoes in the Flow」
メディアアーティスト落合陽一氏クラファン応援コメント
ナカダリオ / Rio Naqadah
17歳.通信制高校3年生. 10歳から映像制作を始め,Premiere Pro,After Effectsを触るうち3DCGモデリング,アニメーション制作に興味が移行, AR(Augmented Reality)アプリの開発を始める.他,インタラクティブアート,ジェネレーティブアート制作を行う. PTSD.
所属団体 : 落合陽一塾,情報処理学会,鉱物友の会,JAPAN MENSA
受賞歴:文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業創作支援プログラム採択, 経済産業省デジタル等クリエイター人材創出事業『創風』採択,芸術科学会 Nicograph2024 口頭発表(筆頭著者)、デモ展示賞受賞 「Tactus: MR空間におけるクロスモーダル触覚インタフェースを用いた直感的音響操作システムの開発」,Apple WWDC22 Swift Student Award winner,総務省異能vationジェネレーションアワード2021-2023ノミネート
趣味:バドミントン,お琴,クレイアート,フルイドアート
Statement
アートとテクノロジー,リアルとバーチャルの融合についての興味を主軸に,創作活動を行う.
MR技術を駆使し,未来への可能性と希望を見出す萌芽となる作品制作に取り組む.
日々,自身の苦しみ,悲しみ,絶望と向き合い,この世は地獄だと感じる.と同時に,世界は美しいと信じたい.そんな相反する想いを作品に昇華させていく.